『トルク?って何か意味あるんですか?』
ヘッドも決まりました。シャフト選定もバッチリです。
でも、微妙にイメージ通りの球が飛ばない。
何でだろう?何かが違う。
そう、シャフトを選んだ際に見落としがちな、というかほぼ気にしたことないであろう『アイツ』がマッチしていない可能性が高い。
そう『トルク』である!!
カタログの中に書かれているにも拘わらず、ほぼ誰にも気にされずこれまでの時を過ごしてきたのだろう。
しかし、もちルダが彼に正しくスポットライトを当ててみましょう‼️
そもそも、トルクって何なの?ってことなんですが、具体的に言うと
『シャフトを軸にフェースを開閉方向へ動かすときに掛かる力に対して、どれだけの抗力があるかを示した数値』
です。
一般的に、
トルクが大きい(緩い)方がつかまりやすく、小さい(締まっている)方がつかまりにくい。
と認識されています。
こういう記事とか意見を目にすると、こう言いたいんですよね。
アンタら、義務教育からやり直さんかい!!
と(笑)
なぜそう言い切れるのか、この僕がわかりやす~く説明いたしましょう!!
そもそも、トルクがどういった方向へ働くのか?を表記したのが下記の写真です。
同じ10の力を掛けたとき、より
フェースを開閉させる度合が大きい方がトルクの数値が大きくなり、小さい方が開閉しにくいとなります。
つまり、トルクが大きい(赤色)方がグリップを回した時に、ヘッドの回転が遅れやすいということになります。
ちょっと分かりにくい💦
という方もいるでしょう。
例えば、あなたの手元におしぼりと割りばしがあったとしましょう。
おしぼりと割りばしの片方の端を持ってひねる方向に回転させたとき、割りばしの方がすぐに先まで回転し始めます。
当然おしぼりは軟らかいので、かなり手元をひねった後で先端が動き始めるはずです。
これと同様のことが、シャフトのトルクとして表記されインパクトに向けてヘッドへ影響を及ぼす、ということになります。
つまり、スイング中のインパクトに向けてフェースを閉じようとする動きのとき、
その反対方向へGが掛かり、開く側へのGに対しトルクが大きいと戻しにくくなり、小さい方が抗力が強いので閉じやすい。
という構図が成り立ちます。
トルクが大きい=フェースが開きやすい。
トルクが小さい=フェースが閉じやすい。
という予備知識を踏まえた上で、この動画をご覧ください。
https://www.youtube.com/watch?v=bsVWSNtFhRU
※これの6:00あたりを見てね。
はい、Hプロこう言いましたね。
『トルクが少なかったら、左にいかない。』
果たして本当でしょうか?
ちょっと待て、と。
だって、
トルクが少ない=フェースが開閉時に時間差ができにくく、フェースが開く方向への力に対して動きにくい。
というわけですよね、物理的に。
だとすると、
もちルダ論:トルクが少ない⇒フェースが開きにくい⇒ファースアングルに対し左に飛びやすい
Hプロ:トルクが少ない⇒フェースが開きにくい⇒フェースアングルに対し右に飛びやすい
このどちらが正しいですかね😎
どう考えてもトルク少ない方が捕まるやろ!!
Hプロの意見は物理的にトルクでは説明がつかないんですよね。
もちルダ的に、たぶん先端剛性とかそのほかの要素が大きいのに、トルクに着目しちゃったお茶目さんなんじゃないか、と思うんですよね(笑)
で、メーカー担当もわかってないから、プロが雰囲気出して喋ると、
『やっぱりトルク締まってると左に来ないですね!!』
とか言っちゃうんですよ、無知だから🤣🤣
あんまり訳わかんねーこと言ってると、アンタら胡散臭さこびりついちゃうよ、と。
でもね、仕方ないんですよ。
だってメーカーも公に、
トルクが大きい方が易しく捕まる‼️
なんて言っちゃってますからね。
典型的なのがコレ。
某大人気ブランドのアイアンシャフトスペックです。
特に①は純正のカーボンシャフトなんですが、よく見てください。
トルクゆるゆるですわwww
特にシニア向けのクラブになればなるほど、トルクを緩くする傾向にありますね、某社は。
ていうか、ほとんどのメーカーさん(笑)
ありがたいことに、ヘッドスピード毎に推奨シャフトスペックを表記してくれてます😜
最低ですね、このカタログは。
この某大人気ブランドのアイアン、芯が広く高慣性モーメントでオフセンターヒットにも強く、つかまりやすいという機能を売りにしたクラブなんですが…。
これ、ドライバーだとP〇〇Gの〇400や410といわれるモデルとそっくりな謳い文句ですよね?
じゃあ、あのドライバーヘッドにトルクゆるゆるでおまけに純正特有の軟らかさMAXシャフトを挿したスペックで、
あなた捕まえてドロー飛ばせるんですか❓
って話なんですよ(笑)
ちなみに、もちルダにはだいぶ無理ですwww
よくよく考えたら、プッシュアウト製造機みたいなアイアンでしょコレ。
それなのに、つかまりやすくて易しいってどういう理屈?って話なんですよ。
実はもちルダも、メーカーさんから
『慣性モーメントが高くてミスヒットに強く、深重心&低重心のアイアンを造るので、シャフトは軽量で先が軟らかくて上がりやすく、トルク緩めで先端重めのスペックを造って。』
と、オーダーを受けたことがあります。
その時思ったことは‥
『ゴミみたいなシャフト造らさんといてくれ』
コレです🤣
絶対使いにくいもんね、そんなクラブ(笑)
実際、もちルダの知人にどうにもこのアイアンでプッシュアウトしか出ない方がいまして、ハーフキャビティーのZ7〇5とかいう同じメーカーのアイアンに変えてもらったところ、バチバチにいい球飛び始めた方がいます。
だって…
フェース開いちゃってるから、重心距離短い方が当たるよね。
シャフトのトルク、スチールの方が締まってるからスライスしないよね。
っていう、なんてことない事実も正しく周知されてないもんね💦
ああ、非常に嘆かわしいどすえ……。
そんな事ばっかり言うてるから、クラブが売れへんのや💦
皆様もゴルフクラブ選ぶときは、トルクの本当の意味を少しだけ理解してもらえると、非常にいい球打てる可能性が上がると思います。
で、アイアンで話を閉じたのは理由がありまして。
次はカタログに載ってる、ある数値について解説したいと思います。
次回
『バンス?あれウェッジ以外で意味あるんですか?』
編です。
『あなたと私は違うのよ!!』
前回の最後、
シャフトってメーカーだけじゃなくてモデルによっても硬さが変わる。
と、締めさせていただきましたが、具体的に
どこがどう変わるのか⁉️
について解説したいと思います。
まず、大きく分けて
純正シャフト=クラブメーカー推奨品(OEM)
カスタムシャフト=シャフトメーカーのオリジナル品
となりますが、大抵の場合純正シャフトの方が同じ表記でも、
1~2フレックス分軟らかい場合がほとんどです。
具体的に言うと、振動数で10~20cpm、もしくは30cpm差があるなんて事もあります。
じゃあ、
メーカーのオリジナル品は全部同じフレックスで表現できる硬さなの?
っていうと、それもまた違うんですね💦
もう訳わからん!!
となっている皆様に、ある程度ご理解いただける指標を提供したいと思います。
2019年9月に発売された、
SPEEDER Evolution6
Diamana ZF
TourAD XC
ATTAS JACK
の4社のシャフトを70g台のS・60g台のS・60g台のSR・50g台のS、で振動数表記するとだいたいこうなります。
※45インチで200gのヘッドを付けた参考値。
70g台:S 60g台:S 60g台:SR 50g台:S
SPEEDER EVO6 275:265:255:255
Diamana ZF 260:260:250:260
TourAD XC 275:265:255:255
ATTAS JACK 270:260:250:250
これ見ると、何か気づきません?
同じSフレックス表記でも、
重量によって10cpm違うメーカー。
と、
フレックスで振動数を固定しているメーカー。
の2パターンがある!!
つまり、あなたが60g台を使っていてシャフトを軽くしたいだけで50g台のSフレックスを選んだとすると、DiamanaZF以外は全部シャフトの硬さが変わってしまうのである。
大きな傾向として、
フジクラ・グラファイトデザイン・マミヤは重量を1段階上げると振動数設定も1段階上がるのに対し、三菱だけは振動数設定が固定されているケースがほとんどです。
これ、結構知らない人多いんですね😅
例えば、フジクラのEVO‐661S(60g台)を使っていてちょっと軟らかいなー、と思って三菱のDiamanaZFの6Xに変えても振動数設定が同じ270cpm付近になるので、
大して変わってないやんけ!!
ってことになっちゃうわけです(笑)
結構ドえらいことやと思いませんか??
実はもちルダもこのカラクリに気付くまで、三菱ユーザーがなんでやたらとXとかTXにしたがるのかわかってなかったんですね💦
『そんなに見栄張って、なんか意味あんの?』
って思ってました😅
ごめんなさい🤣
で、あまりに多いのであるとき自分でも振ってみた時、一つの疑問が沸いたわけですよ。
あれ…三菱のシャフト軟らかくね??
って(笑)
で測ってみるとこの事実を発見し、驚愕しました😵
※別に三菱さんを否定しているわけではないですよ。
そしてこの振動数設定ですが、ほとんどのお店の店員さんが知りません(笑)
特に、量販店と云われるような形態のお店は95%解ってません。
なので、皆様もシャフトを選ぶときは、
①現状のシャフトのフレックスがどういう振動数なのか?
②そこから硬軟どちらにするのか?
③選んだシャフトの振動数設定はどうなっているのか?
この3つを絶対に忘れないでください!!
これでほとんどシャフト選定は外さないようになるはずですが、もう一つ重要な要素があります。
次回、
『トルク?って何か意味あるんですか?』編です。
『硬いほうが曲がらん?なら、鉄の棒振っとけ!!』
しばらく脱線しましたが、ようやくシャフト編に戻ってこれました💦
重さと適正な剛性を選べたら、次は
『硬さ』を選ぶフェーズがやってきます。
ゴルフ界の謎通説として、
硬いほうが曲がらん!!
軟らかいほうがしなって飛ぶけど曲がる!!
といった、お話よく耳にしませんか?
もうこの流れ、だいたいお察し頂けるでしょう(笑)?
まだそんなこと言ってんのか、このバカちんが‼️(笑)
そもそも、硬いほうが曲がらんのやったら、
めちゃくちゃ硬いシャフト入れとけばいいんですよ(笑)
たぶん、
『軟らかいとシャフトの運動量が多いから、その分真っすぐ飛ばないんじゃないか!?』
みたいな推測でモノ言うてるんやろな、と感じてます。
その考え、
インパクトゾーンのフェースの運動量にもう少し適用してみたらどう?
といつも思うんですよね(笑)
もうね、
フェースをフルターンさせて飛ばす!なんて時代はとうの昔に滅んだで(笑)
※後日、PGAツアー編で取り上げます。
ていう事も、街角レッスンにモノ申したいのですが、今回は取り上げません😁
シャフトの適正なFLEX選択については正確にいうと、
硬い方が合う人もいるし、軟らかい方が良い人もいる。
というかなり曖昧な答えになります
そもそも、
シャフトのFLEXは何に影響するのか?
を正しく認知しましょう。
具体的にいうと、シャフトの硬さは
インパクトゾーンでフェースをスクエアに戻す量
と
弾道の高さ
に大きな影響を与えます。
当然硬い方がシャフトの運動量が減るため、フェースをスクエアに戻す作業を自分でやらなければなりません。
あと、インパクトロフトをつける飛球線方向への動きにも影響を及ぼすので、基本的に軟らかいとロフトが増加し、硬いと減少します。
と言いたいところですが!!!
ここで厄介なのは、人間ってスイングではなく飛んでいく弾道を最重要視してフィードバックした情報を、スイングに反映させる生き物なので、理論通りにいかないんですねコレが💦
『スイングは完璧でした。ボールはOBです。』
なんてことを繰り返せない生き物なんですよ。☜当たり前ですけど(笑)
例えばその人にとって、上がらない捕まらないクラブを振り続けたとき、一生懸命アウトサイドインにして手首をめちゃくちゃ返すスイングが身に付いて、本来合うはずのクラブを使うと今度は左にしか飛びません💦
なんてことも起こり得るのがゴルフの怖いところね😅
じゃあ、
どうやって硬さを選ぶのか?
に着目してお話します。
一般的に選ぶ基準として、よくヘッドスピード(HS)を重要視する方もいますが、これ合ってるようで合ってない、大きなまやかしですね。
前回あげた、GCクワッド・TRACKMAN・Flightscorpがあれば非常に話が早いのですが、そういう計測器を取り扱っている店が近隣に無い方を中心に解説します。
僕が一番重視していたやり方は……
『1番軟らかいFLEXから打とう!』
これである。
決してふざけてないよ😅
具体的に説明すると下記の流れで選定してほしいのだ。
・あなたに合うシャフトの重さが55g前後だと判明した場合、おそらくR2~Xぐらいまでの選択肢があるはず。
・よくあるパターンとして、HSを基準に考えてだいたい検討のつくFLEXから選定する流れとなる。
しかし、軟らかいシャフトで少しずつシャフトの挙動が変化していく過程で弾道が変わる傾向を見つける作業が最重要。
・ただ、これはその人の持ち球によって選び方が変わってくるため、弾道の左右の曲がり傾向と高低にかなり違いが出てくるので、それぞれの弾道で
絶対避けるべき選択だけを提示しようと思う。
【適正な硬さの見つけ方】
プッシュ系弾道が多い方
プッシュフッカー
『適正より軟らかい』☜一番避けたい選択
・フェースがクローズになりやすく、左に曲がる量が増加。
・インパクトロフトが減少しやすく、打出角とスピンが減少。
・左に大きく曲がるため、インサイドアウト軌道が余計に強くなりもっとフックする。
プッシュスライサー
『適正より硬い』☜一番避けたい選択
・プッシュスライスがひたすら大きくなる。
・フェースが開くため弾道が高い。
・弾道が高いので、ロフトが立ったモノを選んだりする方が多いが、それで助かった人を見たことがない💦
プル系弾道が多い方
プルフッカー
『適正より軟らかい』☜一番避けたい選択
・ひたすら左に出て左に曲がっていく。
・つかまり過ぎるため低弾道になりやすい。
・スイング軌道がだんだんストレートに近づき始めるが、フックの幅はそのまま。
・どーにもならんパターン。
プルスライサー
『適正より硬い』☜一番避けたい選択
・スライス幅が拡大する一方なので、もっとアウトサイドイン軌道でスイングしてしまう。
・スピン量も増加傾向なので、球が高くなりもっと硬くしようとすると余計にひどくなる。
あくまで、ヘッドが適正に選択できているという前提だが、スイング軌道に対して
フェースが閉じているのか開いているのか?
に着目して選んでほしい。
フェースの開閉具合は、インパクトロフトにもダイレクトに影響を与えるため、軌道に対してなるべくスクエア&ニュートラルに当たりやすいモノを選んでほしい。
以上が、硬さの選定方法だ。
ヘッドやシャフトの重量・剛性設定との複合要素ではあるが、概ねこの方法で選んでもらえると、良い買い物とボールストライカーへの近道になると思うんですよね😎
硬い軟らかいでくくって、曲がる曲がらんの議論をする時代は終わったのだ。
ちなみにもちルダは、プッシュスライサー系なので、硬いシャフトがもの凄く苦手である🤣
あまり振れない冬場と夏場でシャフトの硬さを変えてラウンドしています😅
※HSかなり変わりますから、適切FLEXも変わりますよね。
でも、メーカーやモデルによって、全然違いません?
と、お気づきのあなた、そこもちゃんとお答えします😎
次は、
『あなたと私は違うのよ!!』編です。
『あなた、騙されてますよ💦』
前回、弾道を測る計測器ではシャフトの動きが完璧に解るわけではない。
といった、内容をお伝えしましたが、こう思われる方もいるかもしれない。
いや、どこもフィッティングで弾道計測器を使ってるよ!!
ヘッドスピードやスピン量も、ちゃんと見てクラブを選んでます!
といったゴルファーの皆様、現状特にそのクラブが問題なく使えている方は、無視して頂いて結構です。
が、
思った通りに飛ばない。
計測器ほど飛んでない気がする。
といったゴルファーは、ちょっと僕の話を聞いてほしい。
あんなにフィッティングでは飛んでたのに、なんでだろう?
結構高いお金払ったけど、テキトーに買った前のクラブのほうが飛んでる?
といったケースを、僕はよく耳にするのだ。
世の中にはこんな格言がある。
『数字は噓をつかない。だが、嘘つきは数字を使う。』
もちルダ視点で見ると、ちまたのフィッティングとやらは、基本的にこの域を脱していないように感じるのだ。
それはなぜか?
販売店やメディアで一番強調される部分はどこだろうか?
①飛距離(キャリー+ラン)
②ヘッドスピード
③初速
④バックスピン
⑤サイドスピン☜この時点でアウトだけどww
⑥弾道の曲がり幅
⑦弾道の高さ
せいぜい、こんな程度かと思う。
それに付随して、振りやすかったかどうか、良い球が打てた割合、などから推測して評価し、購入に進む。
といったケースがほとんどだろう。
しかし、ちょっと待ってほしい。
もちルダからすると、こんなものはニの次で本当に知りたい要素が一切解らないのと同義だ。
それはなぜか??
『どうやって当たってたのか、全然わからん!!』
からである。
つまり、
弾道=結果
インパクト=原因
と考えたとき、ほとんどの場合結果ばかりしか情報を与えられないので、原因不明のままラウンドをしなければならないのだ。
これは、非常に厳しい💦💦
良い球打てた時、悪い球だったとき、両方の原因が解って初めて安定した結果を積み上げれる。
なんていう会社の新人研修で習うレベルのことが、なぜかゴルフクラブの購入現場では行われないのだ。
結果+経験からくる推測では、
ただの問診・触診レベルでしょ?
といつも思うのである。
じゃあ、どういう計測器が良いのか、それぞれの長短所を踏まえて取り上げたいと思う。
※日本の記事では初めてちゃうかな(笑)?
【弾道計測器の比較】
①サイエンスアイ:カメラ式計測
まず、現在販売店で一番多いのが、大手量販に取り入れられているこれだろう。
みなさんも、一度は目にしたことがある画面だろうと思う。
カメラ式とは、インパクト時のボールの移動した経緯を、ボールのポイントを決めて追いかける方式である。
結論から申し上げますと…
8mmビデオのおもちゃ程度の性能である。
これを用いて『フィッティング』『試打』などというお店では、まずモノを買ってはいけない。
なぜなら、カメラの性能が低すぎて、インパクト前後に高速で動く被写体(ヘッドとボール)を正しく追えないのである。
カメラ式計測器の特徴として、フック系の弾道はカメラに寄ってくる方向で飛ぶので、飛距離が出たように表示される傾向にある。
そのため、『フックの方が飛ぶ教』の普及に一役買っているが、ただの機械のバグなので信じてはいけない。
②SKYTRACK:カメラ式計測
最近増えてきている、持ち運びにも便利な弾道計測器である。
これはあくまで、どこまでどんな弾道が飛んだか?が、
だいたい解る程度の簡易型計測器である。
結果(風)なデータをベースに、推測で理由付けしていくだけの代物なので、もちルダは一切信用していない。
弾道の曲がり幅、をサイドスピンとかいう輩は
この世から早くいなくなるべきである。
どうしてもコレを使わざるを得ないときは、曲がり幅に関してはスピン軸の値を注意しましょう
③GCクワッド:カメラ式計測
カメラ式の中でも、現在あるものでは最高レベルの計測器である。
特に、クラブヘッドも撮影できるのでインパクト時のフェースの状態が下記の図のように詳細に解り、もちルダが重視する
どう当たったのか?
が非常によく理解でき、フィッティングやレッスンに使用するところは一定以上の知識が必要になるため、信用できる計測器である。
ただ、一つ難点がある。
どう飛んだのか?
があくまで推測値なので、注意が必要。
④TRACKMAN:弾道追尾式(ドップラー方式)
言わずと知れたツアーでの使用率№1計測器である。
ミサイルの弾道計測技術(ドップラー方式)を応用して造られているので、ゴルフボール程度は余裕で追いかけることができる。
そのため、どう飛んだのか?に関しては非常に精度が高い。
そして、どう当たったのか?に関しても高精度だが、ヘッドの打点やアングルに関しては、
ボールとヘッドを追尾した結果を逆算した推測値。
なのだ。
つまり弾道を追いかけさせるとピカイチだが、どう当たったか?は高度な予想の範疇、ということである。
クラブの値については、ヘッドの後方部の一点を追尾するのでアタックアングルがマイナス側に計測されやすい、といったことを覚えておこう。
※インパクトの瞬間、ヘッドがボールの下に潜り込みヘッド後方が下がる動きを捉えやすいため。
また、ヘッド後方追尾のため、オフセンターヒット時の数値が若干怪しくなりやすい。
⑤Flightscorp:弾道追尾型
上記のTRACKMANとほぼ同等の性能を誇る計測器。
TRACKMANがヘッドの追尾を、クラブヘッド後方のみで行うのに対しFlightscorpはトゥとヒールの2点で追いかけるため、インパクト時のフェースの状態を把握することに関しては、こちらの方が精度が高いだろう。
また、シャフトの挙動がどの様に推移したかを計測できるスピードプロファイルという機能を備えているので、理想的なスイングスピードの上り方を計測できる唯一の計測器(持ち運び型限定)である。
ただ、難点が一つある。それは…
TRACKMANに比べ、めちゃくちゃ地味!!!
どれだけPRが下手なんや💦というぐらい宣伝下手である。
めちゃくちゃ優秀な委員長だけど、自己主張下手すぎてクラスの主役にはなれない。
それがFlightscorpである🤣
番外編 ユピテル
よく練習場で持ち込んで、ヘッドスピードとキャリーを確かめている方を見掛けるが、端的に申し上げて、ゴミ以下である。
早く捨てたほうがいい。
そもそも、コース球との性能差が10%以上あるレンジボールで、ヘッドスピードと飛距離を知ることにどれほどの意義があるのか?
まったく理解できない。
これを使うならレーダー測定器で看板までの距離を把握して練習するほうが、よっぽどマシである。
上記の弾道計測器のなかで、真実に近いデータを示すものは、
GCクワッド 弾道:◯ フェースの状態:◎
TRACKMAN 弾道:◎ フェースの状態:◯
Flightscorp 弾道:◎ フェースの状態:◯ シャフト挙動:◎
こういった、構図となる。
コレ以外の計測器はあくまで、推測値を表記しているに過ぎないのだ!!
そして、この中でシャフトの挙動を把握できる機能があるのは、Flightscorpだけなのでそれ以外の計測器はあくまで、弾道とプレーヤーとデータ分析者の経験値からくる推測でシャフトを選定していく。
という流れのフィッティングとなる。
つまり、優秀なフィッターやティーチングプロであれば、ゴールにたどり着けるが、ただのデータ読み取りだけしかできない、知識の浅い分析者だとおかしなことになってしまう。
これが、
【弾道計測器を用いたフィッティング&レッスン】
と呼ばれるものの真実である。
皆様、くれぐれもお気をつけていってらっしゃいませ。
ようやく、これでシャフトの主題に戻れそうですね。
次回
『硬いほうが曲がらん?なら鉄の棒振っとけ!!』編です。
『あたしゃ、悲しいよ…。』
前回の最後に紹介した、YouTube動画ですがもう一度載せておきますので、まずこちらをご覧ください。
※1.25倍速で充分です
何が悲しいかって、製品特性の解説(というか個人の見解)が
ほぼ間違ってるということです😭
まず、しきりに話題に上がるツアーAD I65というシャフトがどんなものか?
メーカー様の紹介をご覧ください。
あれだけ中調子表記の多いグラファイトさんでさえ、中元調子と書かれています。
前回の記事でいう、
②手元軟/先端硬
④手元硬/先端硬
のどちらかです。
どう転んでもね‼️
全体しなりと感じる事を否定はしません。
👈感じ方は人それぞれやからね。
でも、シャフトって工業製品なんで、特性を狙って造られますから正しい特性を知るべきなんですよね。
じゃないと、感覚と事実の相違が大きくなって、
本当は何を使ってどう打ってるのか。
に絶対たどり着けなくなります。
で、前置きはそこそことして
どこがどうおかしいのか?
早速いってみたいと思います
7:10付近 ①I65・PTが好き
👉I65は中元調子だって言うてるやろ!!PTは手元硬めの先軟め系。
10:00付近 ②フジクラ感ある
👉フジクラの味とか、三菱の味とか無いから。シャフト全部真っ黒にして言い当てられますか?
10:45付近 ③切り返しが速い人は〜
👉切り返しのスピードではなく、切り返し方が大事です。
11:00付近 ④何回も言うけどメーカーの味、とか無いから(笑)
12:00付近 ⑤これがフジクラ的な感じする
👉みたいなこと言ってますがエボリューション5はそもそも手元硬/先端軟タイプ。
13:30付近 ⑥クロカゲXMについて
👉エボ5と同じ系統。で、三菱はグラファイト・フジクラ・マミヤに比べ60g以上の振動数設定が10cpmほど低く、6Xでもこの2社の6S相当と同じ硬さです。感覚むちゃくちゃ🤣
13:53付近 ⑦三菱は硬いからFLEX落とす
👉三菱でFLEXを1つ落とし6Sにすると、上記3社の6SR相当になります。知識がむちゃくちゃ😂
14:48付近 ⑧ちなみにDリミテッドは手元硬/先端硬タイプ。クロカゲXTに近い。
16:25付近 ⑨アッタスはクセがない
👉クセあるなしは、人それぞれですしモデルたくさんあります。アッタスパンチは手元軟/先端硬なので、たぶん苦手。
17:50付近 ⑩I65が良かった
👉何回も言うけどI65は中元調子ね。もう無茶苦茶です。先端が動くようには造られてない。
21:20付近 ⑪⑥でも言いましたが、6Sはこの中で一番軟らかいからね
23:18付近 ⑫シャフトがしなった写真〜
👉そのシャフトがしなったように見える写真。それ、ローリングシャッター現象といいます。https://capa.getnavi.jp/special/281698/詳しくはこちら。これも知らんとか、ひどすぎる💦💦
※これ、知ってないとシャフトしならせ詐欺にあいますからね。シャフトはこんなヘッド1個分以上しなるようなことはありません。
24:50付近 ⑬エボシリーズの手元の硬さ
👉1⇒5⇒3の順で手元が軟らかいです。この前提を間違うとえらいことなるからね。
26:50付近 ⑭プラチナムスピーダー打って
👉味とか関係ない、って本当でしょ(笑)?
27:00付近 ⑮ウイルスコンポの話
👉そのシャフト、フジクラ製やけどね(笑)※グラビティーさんはフジクラ製です。
31:15付近 ⑯エボリューション6は手元軟/先端硬系。渋野プロが典型例です。事実と違いすぎて、もうもちルダにはこの人が何を言ってるかわからん💦💦
33:10付近 ⑰theアッタス打ってコメント
👉クセなかったんじゃないの(笑)?
34:15付近 ⑱スリリング打ってコメント
👉それ、マミヤ製ですよ😅スリリングさんはマミヤ製です。
39:30付近 ⑲VRが1番いい
👉PTとVR、似てるもんね。※前回のブログの図参照。
とまあ、間違い多いのと感覚がコロコロ変わるので、言ってることが無茶苦茶です。
合ってるところを探すほうが大変なレベルで、しんどいので途中見逃してあげてこの数の間違い(笑)
結論・・・・
全然わかってない!!
だからシャフトを雰囲気で語るヤツ嫌いなんですよ、僕は。
周りの大人も、ちゃんと否定してあげないとダメですよ。
そんなんやから感覚と事実のずれが大きくなって、イップスなってしもてたやん。
で、もちルダ的にもう一つ言いたいことがありまして・・・・
弾道を図る計測器では、シャフトの挙動はわかりません!!!
えっ!!!?
ちゃんと計測器でフィッティングしてるよ!!
と思った皆様。
申し訳ございません。
夢から醒めていただきます💦
次は、弾道計測器の性能について語ります。
(あかん、どんどん脱線していく💦)
次回
『あなた、騙されてますよ💦』編です。
『硬いのは先っちょか、根元か?』
前回、重さファーストだよね!って事をお話ししました。
なんでキックポイントなんか後回しかって言うとね、この下の図なんですけど・・・・
こんだけあって、
クアトロ(QT)と9003以外全部『中調子』なんだな(笑)
嘘でしょ😱って思うでしょ!!?
マジなんだな~🥴🥴
だからキックポイントとか見比べても無意味なんですよね😵
MT(ダブルキック)、BB(中元調子)で、同じとかあり得ませんからね🤣
で、そんなこと全然無視して発信する、色々なメディア見てると、こんな内容が多いですね。
ゆったりとしなる中調子
→ゆったりてなんや?
先調子だけど暴れない
→あなたのほうが暴れてない?
元調子だけど、そこまでハードじゃない
→元調子ってそもそもハードなの?
他にも
やや中間剛性が高くてキレのある動き
とか、
最後の最後にビュンッ、とくる先調子
みたいなのもよく見ますね。
こういうの見ると僕、いつも思うことがあるんですよね。
ん?ボジョレーの話?
シャフトはあなたが動かした通りにしか動かないよ?
もはや、テイスティングですよね?それ?
たぶん、もうちょいするとコクとかまろやかとかも出てくると思います🤣🤣
僕らが聞きたいのは、
どのアングルでどういう軌道で打った時、どんな球出ますか?
ってことやのに、始終あなたのフィーリングですやんか。
と、なりますね。
最近は、
計測器で評価しました!!
みたいなのも目立ちますが、もちルダからみると
いやいや、それシャフトがどう動いたかのデータやなくて飛んだ球のデータですやん。
結局シャフトの動きが合ってても、ヘッドの必要な要素(その人が真っすぐ気持ちよく飛ばすための)が満たされないと、ボールの結果重視の評価で終わってしまいます。
でもね............
なぜかシャフトについては、みんな雰囲気出してくるの、不思議ですね〜😏
感じ出してしゃべった方がカッコイイ。
みたいな風潮なんでしょうか。
そもそもあなたの感性としならせ方と、私は違うんや。
ってところ、ちゃんと明確に分けとかないと、
上手い人が言うから間違いない!
とか、
プロはこう言ってる!
とか、が判断基準になるとおかしなことなります。
だって、全然関係ないですからね。
スイング、みんな根本的に違いますから(笑)☜何回も言うけど。
じゃあどう選ぶの⁉️
と言いますと、もちルダはコレを大事にしてます。
手元の硬さ、どんぐらい‼️⁉️
ほんで、
先端の硬さ、いかほど‼️⁉️
キックポイントについては、ほぼこの2つで解決しますね。
そもそもキックポイントの表記だけでもエラい数有りますから。
元・中元・中・中先・先・ダブルキック(元&先)
覚えられへんわ‼️
となっても仕方がない話なので、もちルダは考えました。
シャフトに1番負荷が掛かるポジションって、どこやろ?
※スイングの時のポジショニングは、こちら参照☟
スイングの10ポジションとは,
P1:アドレス
P2:シャフトが地面と平行
P3:左腕が地面と平行
P4:トップ
P5:左腕が地面と平行
P6:シャフトが地面と平行
P7:インパクト
P8:シャフトが地面と平行
P9:左腕が地面と平行
P10:フィニッシュ
ここでいう、4⇒5、5⇒6、6⇒7
つまり、
切り返しとインパクトゾーン
ここがほぼ全てです。
なんでかっていうと、
手元の剛性は切り返しのとき
先端の剛性はインパクトのとき
に負荷が掛かりますから、その強さや掛け方に連動しますからね😎
切り返し後の手首と腕が鋭角な人ほど、手元が高剛性が合う傾向。
インパクト時にハンドファースト強い人ほど先端が高剛性が合う傾向。
こういう理解で🆗です。
で、大きく分けてこう考えると、適正なシャフトへの近道になります。
先端 軟 : 先端 硬
手元 軟 |手元軟/先端軟 |手元軟/先端硬
手元 硬 |手元硬/先端軟 |手元硬/先端硬
もう、これでいいです(笑)
某メーカーさんもこういうマップ作ってますが、もちルダも大体同じ意見です。
で、ここからが僕の真骨頂ですが、大まかに傾向をはめていきます。
※ヘッドとの兼ね合いもありますけど…。
①手元軟:先端軟
俗にいう、ダブルキック系。
左に出て大きく右に曲がるスライサーorひたすらプッシュアウトスライス。
切り返し⇒ハーフウェイダウン⇒インパクトの流れで、手首と腕のアングルが4タイプで一番鈍角。
バックスピン少なめor弾道低め。
ロフトは多めを選びましょう。びっくりするぐらいスライス減ります(笑)
ツアープロでは、あまりいません。
②手元軟:先端硬
手元・中元調子系。
左に真っすぐ行くプル(ひっかけ)が多めの方。
プッシュアウト多めの方。
基本的にストレート系のボール多め。
切り返し⇒ハーフウェイダウン⇒インパクトが、鈍角キープタイプ。
ハンドファースト強めタイプ。
インパクトゾーンでは、手元先行でヘッドが遅れてきてほしいタイプ。
☝だってハンドファーストやからね(笑)
ロフト多めを選びましょう。
有名どころは、DJ師匠(VENTUS)、渋野プロ(VENTUS)、松山プロ(DIかXC)もこのタイプ。
※だいたい100°ぐらい。
③手元硬:先端軟
俗にいう、先中・先調子系。
インサイドアウト軌道でストレート系ドローの球筋が主な弾道。
基本的にハイボールヒッターな傾向。
切り返しからハーフウェイダウン時の手首と腕の角度が鋭角。
インパクト直前でリリースすると同時に、左サイドにウエイトシフトする系のスイングが好む。
ほんとはロフト増やして、リリース減らした方が飛ぶはず。
だって、このタイプはアイアンの方が上手いからねwww
※何でかはまたどこかで解説します😏
典型例は石川プロ(色々変わってるけど、たぶん中身はGT)、小平プロ(AD-QT)、上田桃子プロ(PT)
※だいたい松山君のポジションのとき、90°弱ぐらい。この後から、ものっすごいリリースするタイプ。
④手元硬:先端硬
全部硬い系ww元調子って書かれること多め。
大きめのドローが最も得意な人。
切り返し⇒ハーフウェイダウン⇒インパクトのアングルが鋭角でインパクトがハンドファーストのタイプ。
インパクト後にリリースしていく傾向。
典型例はマキロイ(TENSEIやクロカゲ)、フリートウッド(TENSEIやクロカゲ)
この二人、不思議なくらいそっくりなクラブ使います(笑)
※理由は、どこかでやる予定のPGAツアープロ解説編で。
※90°弱ですが、このまんまインパクトまでいきます。ハンドファースト&アッパー。
これのどこかにだいたいみんなが収まります。
で、ここからが最も大事なんですが、なぜこの順番で書いたのか??
実は、
もちルダが見てきた人の割合順だから
そう、ほとんどのタイプは手元のアングルキープできません💦
※別に悪いとはいってないよ。
で、なんでそうなるの?
ってところを次回解説しようと思ってたのですが、ちょっと見過ごせない動画がありまして、そちらを丁寧に根気よく否定していきたいと思います。
予習したい方はどうぞ(笑)
☟
※長いので、最初の10分ぐらい飛ばしてください🤣
次回
『あたしゃ、悲しいよ・・。』編です😭😭
『キックポイントなんか後回しじゃ!!』
前回、シャフトの色々なしなり方向についてお話しましたが、
そもそもシャフトの違いって、何に作用するの?
というところから解説したいと思います。
まず、このブログの第2回の記事で書いた、
フェースアングル 70~80%
スイング軌道 20~30%
の前提を思い出してください。
もちろん、シャフトだってインパクト時のフェースアングルに寄与するのですが一番変化するのは、
スイング軌道です。
よく、シャフトは
振れる範囲で重め
だったり、
スライサーは軽くて軟らかめ
またまた、
フッカーは重硬
といった声を耳にします。
☝
全部間違ってます💦
実はもちルダもそうやって勧めてた時期がありました。
その時のお客様、申し訳ございません。無知でした💦
これ、何が間違いかというと軌道を無視して
弾道のことだけしか考えてないから
なんです。
もうホント単純な話なんですが、
仮にあなたがフックとプッシュアウトに悩まれてるとしましょう。
ほぼ100%、インサイドアウト軌道です。
そのアングルが強くなればなるほど、構えたターゲットラインに対しフェースアングルを閉じなければ、ボールはセンターまで戻ってきません。
つまり、
インサイドアウト軌道 5°
フェースアングル 0°(軌道に対して)=ターゲットの5°右に飛ぶ
5°(オープン)=5°右に飛び出して5°分右に曲がる
-5°(クローズ)=5°右に飛び出して5°分左に曲がる
こういう原理でボールは曲がってます。
こんな難しいこと、1秒以内で毎回出来ます⁉️⁉️
もちルダには無理です。
なので諦めて、真っ直ぐ軌道で打てるクラブを探して使ってます🏒
じゃあ、
インサイドアウト軌道を真っすぐにしたらよろしいやん!!
って話なんですが、ここで先ほどの
フッカーには重硬!
を適用するとどうなるか?
もっと酷くなります!
なぜかというと、インサイドアウト軌道が重いクラブの方が強くなりやすいからですね。
ん⁉️⁉️⁉️
どういうこと⁉️
フッカーには重くて硬いハードなシャフトでしょ‼️‼️
と、刷り込まれてきたあなた。
もちルダがサクッと解説します😁
仮にあなたが持っているクラブが、1kgだとしましょう。
それ、アウトサイドインに振れます??
そのクラブでボール上げれます?
まず無理だと思います(笑)
これは極端な例ですが、起きてる事象はほとんど同じです。
重いクラブを使うと、こういうことがスイング中に起こります。
※硬さの適正な選び方はまた今度😎
インサイダーさんのクラブが重いケース
⇒①インサイドアウト強くなる
⇒②フェースその分閉じるインパクトしか真っすぐ行かない
⇒③ちょっとでも閉じる量減れば(対軌道)プッシュorプッシュスライス
⇒④ちょっとでも閉じ過ぎればフックorチーピン
⇒⑤シャフト重くする
⇒⑥スピンが減ってくるので、球が浮かない。
⇒⑦アッパー軌道になる。
⇒⑧ ①からの流れが加速する
☝
地獄へようこそ。
みなさま、心当たりございませんでしょうか?
もちルダにもあります。
特に、ジュニアのときハードなクラブ使いたい願望が強く、あり得ないプッシュアウトよく打ってました(笑)
逆にアウトサイドイン軌道の人は??
お店行くと、やさしいと評判のクラブから打たされて、ほぼそれで決めてます。
という方、お店変えましょう🤣
あなた、死ぬまで良い球打てませんよ💦💦
例えばあなたがお持ちのクラブのシャフトがスパゲッティー(5g)ぐらい軽いとしましょう。
それ、インサイドアウトに振れます??
アッパー軌道で打ったら空振りしません?
つまり、
アウトサイダーさんのクラブが軽いケース
⇒①アウトサイドイン強くなる
⇒②フェースその分開くインパクトしか真っすぐ行かない
⇒③ちょっとでも開く量減れば(対軌道)ひっかけ(プル)orプルフック
⇒④ちょっとでも開き過ぎればスライス(プルスライス)orめちゃスライス
⇒⑤シャフト軽くする
⇒⑥フェース開く分スピンが増えてくる。
⇒⑦ダウン軌道になる。
⇒⑧ ①からの流れが加速する
☝
地獄へようこそ。
こうなります。
※決してフック・スライスというくくりではなく、スイング軌道に対して考えましょう。
お店や雑誌でよく耳にする意見と全然違うやんけ!!
というあなた、
もちルダは、巷の通説より軌道のこと考えてますから😎
ちゃんと実験した結果の答えなので、違って当然ですね。
なので、そもそもキックポイントとか硬さ、の前に重さをちゃんと見極めないと軌道が整わないので前提が狂ってきます。
だからこそ、
キックポイントなんか後回しじゃ!!
のタイトルになる訳ですね👏
これ、考え方はドライバーもアイアンも一緒?
という質問いつも々頂きますが、基本的に考え方は一緒です。
これからシャフトを選ぶ際は、シャフトだけでなくクラブトータルの重さについて、
自分が一番ストレート軌道に振り抜ける重量
を覚えておきましょう🤓
重さは、わかったと。
じゃあ、その次は!!?
次回
『硬いのは先っちょか、根元か?』
乞うご期待😜😜😜