『あなたと私は違うのよ!!』
前回の最後、
シャフトってメーカーだけじゃなくてモデルによっても硬さが変わる。
と、締めさせていただきましたが、具体的に
どこがどう変わるのか⁉️
について解説したいと思います。
まず、大きく分けて
純正シャフト=クラブメーカー推奨品(OEM)
カスタムシャフト=シャフトメーカーのオリジナル品
となりますが、大抵の場合純正シャフトの方が同じ表記でも、
1~2フレックス分軟らかい場合がほとんどです。
具体的に言うと、振動数で10~20cpm、もしくは30cpm差があるなんて事もあります。
じゃあ、
メーカーのオリジナル品は全部同じフレックスで表現できる硬さなの?
っていうと、それもまた違うんですね💦
もう訳わからん!!
となっている皆様に、ある程度ご理解いただける指標を提供したいと思います。
2019年9月に発売された、
SPEEDER Evolution6
Diamana ZF
TourAD XC
ATTAS JACK
の4社のシャフトを70g台のS・60g台のS・60g台のSR・50g台のS、で振動数表記するとだいたいこうなります。
※45インチで200gのヘッドを付けた参考値。
70g台:S 60g台:S 60g台:SR 50g台:S
SPEEDER EVO6 275:265:255:255
Diamana ZF 260:260:250:260
TourAD XC 275:265:255:255
ATTAS JACK 270:260:250:250
これ見ると、何か気づきません?
同じSフレックス表記でも、
重量によって10cpm違うメーカー。
と、
フレックスで振動数を固定しているメーカー。
の2パターンがある!!
つまり、あなたが60g台を使っていてシャフトを軽くしたいだけで50g台のSフレックスを選んだとすると、DiamanaZF以外は全部シャフトの硬さが変わってしまうのである。
大きな傾向として、
フジクラ・グラファイトデザイン・マミヤは重量を1段階上げると振動数設定も1段階上がるのに対し、三菱だけは振動数設定が固定されているケースがほとんどです。
これ、結構知らない人多いんですね😅
例えば、フジクラのEVO‐661S(60g台)を使っていてちょっと軟らかいなー、と思って三菱のDiamanaZFの6Xに変えても振動数設定が同じ270cpm付近になるので、
大して変わってないやんけ!!
ってことになっちゃうわけです(笑)
結構ドえらいことやと思いませんか??
実はもちルダもこのカラクリに気付くまで、三菱ユーザーがなんでやたらとXとかTXにしたがるのかわかってなかったんですね💦
『そんなに見栄張って、なんか意味あんの?』
って思ってました😅
ごめんなさい🤣
で、あまりに多いのであるとき自分でも振ってみた時、一つの疑問が沸いたわけですよ。
あれ…三菱のシャフト軟らかくね??
って(笑)
で測ってみるとこの事実を発見し、驚愕しました😵
※別に三菱さんを否定しているわけではないですよ。
そしてこの振動数設定ですが、ほとんどのお店の店員さんが知りません(笑)
特に、量販店と云われるような形態のお店は95%解ってません。
なので、皆様もシャフトを選ぶときは、
①現状のシャフトのフレックスがどういう振動数なのか?
②そこから硬軟どちらにするのか?
③選んだシャフトの振動数設定はどうなっているのか?
この3つを絶対に忘れないでください!!
これでほとんどシャフト選定は外さないようになるはずですが、もう一つ重要な要素があります。
次回、
『トルク?って何か意味あるんですか?』編です。