『大人と子供、男女で同じボールってどうなの?』
こんにちは、もちルダです。
前回、スイングってヘッドをあんまりガチャガチャ動かすようなもんやないですよ。
っていうお話をしました。
そして、飛距離や方向性を上げるためには、インパクトロフト立てる&フェースをなるべく真っ直ぐにしときましょう。
という内容でしたが、一つ誤解を生みやすい要因として
『じゃあ、ロフト立ったクラブ買ったらええんや!!』
ってなりやすいんですが、そうじゃないんですよ。っていう部分はまた後日お話しします😁
ていうか、この記事におおよそ書いてます。https://mochirudagolf.hatenablog.com/entry/2020/03/31/『知られざるロフトの真実』
で、前置きが長くなりましたが今回はこのテーマ!!
『ボール』です!
みなさま、ボールにかなりかなーり拘られていることかと思いますが、このボール話はものすごく深いんです。
実は、僕にはずーっと疑問がありました。
なんでゴルフは大人の男性も女性もジュニアもシニアも、全員同じようなボールを使うんや🤔❓
という漠然とした疑問です。
特に巷のボール記事やインプレッションで引き合いに出されるのは、
タイトリスト PRO V1シリーズ
スリクソン Z-STARシリーズ
BS Bシリーズ
テーラーメイド TPシリーズ
などなど。
ツアーで使われるボールを中心に注目されていますが、これらはハッキリ言ってHS45m/s以上もしくは初速で60m/s以上を出せないと本当の良さが出ない仕様です。
なぜなら、
このボールを評価しているのって誰?
ってことをよく考えてみれば自ずと答えは出るのではないかな、と。
そもそも、
PGAツアーやJGTOレベルの選手
だと考えたとき、一般的なエンジョイゴルファーと圧倒的な体力差がある訳です。
なんせアイツら、160kmとか投げちゃうしそれすらホームランにするレベルですからね🤣
まあ、程度問題こそあれ同じような状態です。
それなのに、その最高峰の選手向けのボールがみんなにとって使いやすい、なんてことがあるんでしょうか?
あるわけないやろ!!!
というのが、物理的に考えて出る答えなんじゃないのかな、と。
普通に考えて、野球だってジュニアは軟式で小さいボールから始めて、徐々にボールが重く大きく硬くなり、高校生レベルからプロ野球選手と同様の仕様になる。
そして、MLBはその中でもルール上発生する誤差の最大値仕様を使うので、あのパワーゲームの演出に一役買っている、という事実があります。
※詳しくはこちらを。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%AB_(%E9%87%8E%E7%90%83)
以下抜粋:NPB公式球が野球規則に定められた大きさ・重さのほぼ下限であるのに対し、MLB公式球はほぼ上限であるため、日本の公式試合球よりも若干大きく、重い。
つまりどういうことかというと、
ボールが大きく、重く、硬く、なるとそれをインパクトして潰して遠くに運ぼうとしたとき、より強大なパワーが必要となる。
そして一定の上限はあれど、硬く重いものをしっかり潰せた方が遠くまで飛ぶ。
※大きさは小さい方が空気抵抗が少なく飛びやすい。
という結論が導き出されるはずなんですよね。
で、前出のツアー系ボールはコアが硬く最外層にウレタン素材を使用し軟らかさを保つことで、速いヘッドスピードに対応しグリーン周辺でのスピン性能を上げている。
これらはすべて、スイングスピードの速いゴルファーが適度にコアを潰して飛ばし、タフなセッティングで様々なショットが必要とされることを前提とした設計です。
というのは、よくある解説なので全っ然ふつーーーの話ですが、ここからがこのブログの真骨頂なんだな。
じゃあさ、
飛距離不足や非力といわれるゴルファーはどうしたらええの?
という疑問が湧きますが、答えは簡単。
ボールのスペック落とさんかい!!!
はい、これだけです。
決してそういったゴルファーの方をバカにしている訳ではありませんよ💦
どーーーう考えてもそうすることのメリットの方が大きいんですよ😎
まずその方法として、ボールの大きさは下限が設定されていますので限界がありますが、重さや硬さを下げることによって、より最適な飛距離や高さを生み出すことができるようになります。
※R&Aの記述:ボールの対称性と 直径(1.680 インチ、42.67 mm 以上)、重さ(1.620 オンス、45.93グラム以下)、その飛びの性能(規定の条件下でボールを打った時の「初速」と「総合飛距離」が 一定の性能以下)
つまりR&Aは、
ボールを小さく重く硬くしたら飛んでしまうから規制しときますね❤️
ということを正式に言ってるんですね。
野球とほとんど一緒なところが面白いですね😁
そう、ここまでは少し考えると解る話なのです。
なぜ?に対する踏込みがちょっと浅いのです。
だが、もちルダ的思考だともう一つ大きな根拠がある。
そもそも、アスリートと呼ばれるゴルファーのドライバーのヘッドは200g近くあり、シャフトも硬めな傾向がある。
そこにスイングスピードが乗っかってくるため、重くて硬いボールでも潰せるのだ。
しかし、シニアやレディースなどのヘッドは190gを切りシャフトも剛性が低い。
そしてボールを上げてスピンを入れる構造のため、重心がヘッド後方にあり初速が上げにくい。
そう、普通にボールを打っただけでクラブそのものが当たり負けしてしまうのだ。
つまり、
どんなに芯を喰っても、クラブにツアー系のボールをぶっ飛ばすためのエネルギーが携わっていないのである。
芯で捉えればなんでも飛ぶ!!
なんていうのはマヤカシなのだ。
芯でさえカバーできない物理的な大きな壁があるということは、歴然とした事実なのである。
だってそうでしょ❓
ボールが約46g
ヘッドが190g
のときより、
ボールが約40g
ヘッドが190g
の方が釣り合い取れてますよね?
そして、その問題を全力解決した唯一のボールがこれだ。
これは、ヘッドスピード別に重量を変化させているボールで、そういったゴルファーにとって非常にメリットがある。
※決してムジークさんから報酬はもらってないからね(笑)
ただ、幾つか注意も必要で
パターでの転がりが今までとかなり違う。
若干風に弱い。
この2点に気を付ければ、大丈夫かなと思う。
そしてこれは、非力な方、シニアや女性、だけでなくジュニアにも使ってほしい。
そもそも、小学生レベルでプロと同じ硬さと重さのボールを打つ、なんてことは拷問に等しいのだ。
成人男性ゴルファーにビリヤード球を使わせているぐらいのレベルである。
スポーツ障害まっしぐらである💦
だからどうか、お子さんにゴルフをさせるときは、軽量ボールを小学生の間は使わせてあげてほしい。
というのが、今回の結論です。
次回は、
『トンデモ理論やないかい!!』
という、しばらくやってなかった動画をガンガン否定していく編です。
刺激強めなので、苦手な方はお控えください😁