午前零時のゴルフ論⛳️

全部言っちゃうね❣️

『あっちもこっちも大騒動!!』

どうも、もちルダです。

 

前回、ヘッド走らせスイングに起こる様々なネガティブポイントについてお話ししましたが、本当はもっと恐ろしいことが起きています。

 

それは……スイングの再現性が極端に下がる!!

という厳然たる事実。

 

いやいや、ヘッド走らせてボールをしっかり捕まえなきゃ飛ばないでしょ。

とお考えの貴方。

ええ、わかりますよ。

みんなそうやって教えてますし、どのメディアでもそういったレッスン記事ばかりです。

しかし、

身体的&物理的にどーーう考えてもインパクト前後でリリースしてヘッドを走らせることはNG

なのです。

 

なぜか?

 

そもそも物理的に、スイング中にどういったことが起こっているか考えてみましょう。

ドライバーのヘッドスピードが40m/sの人が、200gのヘッドを装着したトータル重量300gのゴルフクラブをスイングしているとき、時速144㎞でヘッドが移動しています。

※下記計算式参照。

 

f:id:sinplog:20200821120835j:plain

つまり、Gによって重さが約4倍になり、1.2㎏のモノ相当を144㎞で振っている状態となります。

そんな重たい状態のモノを振っている際、アドレス時に比べ色んな部分が変動します。

【身体的変化とインパクト時のクラブの状態変化】

①手首の前後の角度(腕とグリップのアングル)→インパクト時のライ角、トゥダウン方向

②手首の左右の角度(掌屈と背屈方向)→インパクトロフトやバンスの跳ね具合

③右ひじの角度→インパクト時のライ角、クラブを持つ腕の長さの変化による前傾角度が浅くなり、流行りの地面反力が使えない。

 

この①→②→③の変化を総合すると、

①ライ角がトゥダウン側へ変動しながら(スライス要因)

インパクトロフトが変動し、フェースアングルが増減しやすく(ミート率低下とフック&スライスが毎回変動&バンスの地面への接地が変動)

③前傾角度が起きることでアーリーリリースが発生しボディーターンの力がボールに伝わらない(アタックアングルがレベルからアッパーになりスピンが入らず、インパクトロフトが尚更増える)。

というミスショット要因オンパレードである。

そしてここに人為的にヘッドを走らせるためリリースすると、関節を開放するため上記の動きに拍車がかかり、もはやコントロール不能である。

そう....飛ばなくて曲がるスイングが完成するのだ(笑)

 

そんな博打のようなインパクト状態でゴルフ場という状況変化の連続の場に行くと、思い通りにゲームが進まず楽しくなくなるのはある種当たり前。

でも、フェースローテーションの少ないスイングは飛ばない、と言われるのでどうしてもフェースターンさせたいんです。

という方もいらっしゃるでしょう。

はっきり申し上げて、

大いなる勘違いです!!!

なぜなら、飛距離の三大要素である初速にはフェースローテーションの多少は大して影響がありません。

それは、前回のパターのスマッシュファクター(ミート率)の数値をご覧いただければ理解できるかと思います。

パターで積極的にフェースローテーションする人がいますか?

いませんよね。

せいぜい、多少イントゥインで振るとかその程度です。

パターでさえ真っ直ぐ転がすのが大変なのに、なんでショットでそこまでフェースとクラブこねくり回したいんですか?

どう考えてもおかしいでしょう😜

というのがもちルダ的発想です。

そしてこのもちルダ式インパクトは、我らの師匠ことDJ先生が、あるロケーションでも有用なことを証明してくれております。

f:id:sinplog:20200821121340j:plain

f:id:sinplog:20200821121420j:plain

※2020年PGA選手権時の写真です。

そう、師匠はボールがすっぽり埋まるヘビーラフという、不確定要素MAXなこのライからボールをコントロールするため、まったくフェースローテーションしていないのである!!!

これでもまだ、フェースローテーションでボールを飛ばしてコントロールする、とか宣うヤツ、本当に頭おかしいと思うのよ僕は🤣

 どうやって再現性上げるんや?

って考えたとき、Dプレーンの法則である

フェースアングルが70%~80%

クラブパスが20%~30%

の数値をなるべく一定にしたいよね。

ってなるのが普通ちゃいますか、と。

そして

スマッシュFの数値を上げて初速出すためには、芯に当てましょう!!

とかいう輩も、

おいちょと待てい、と。

インパクトロフト立てたら芯当たらんでも初速出るやろがい!!

 

じゃあ、

なるべくフェースアングルとクラブパス一定にして、インパクトロフト立つようにハンドファーストにしといたら、飛んで曲がらん球になるよね。

リリースのムーブっていらなくない?

※フリップの動きは飛ばしたくない&上げたい&スピンロフト増やしたいロケーションによっては必要です。

 

って、なんでならへんのかホンマに疑問に感じる昨今です。

これだけ情報が身近にあるのに、それを処理しきれない時代錯誤な風潮に辟易していたところ、師匠が身をもって表現してくれたので今回はこういった記事となりました😁

 

で、次回はこのテーマです。

『大人と子供、男女で同じボールってどうなの?』

 乞うご期待!!