午前零時のゴルフ論⛳️

全部言っちゃうね❣️

『エセシャローの弊害‼️』

こんばんは、もちルダです。

 

前回の内容、これまでにない反響を頂きました。

ありがとうございます。

 

また、ある読者様より叱咤激励を頂きかなりやる気マンマンなので、今回はいつも以上に濃ゆい内容でいきたいと思います😎

※おかげで今回はちょっと長いです😅

 

そもそも、このシャローイングというムーブをする事によって、全てが解決するのか?

 

って事なんですが、そんな万能薬なんてないのでシャローイングした後にある動作が必要になってきます。

確かにグリップが急降下しないようになるポジティブ面がありますが、ある一つの動きが発生します。

 

スイングという動きは、何かを足せば必ず何かを引かないといけません。

その逆も然りです。

 

 

それは何か?

 

まず、皆さんに試して頂きたいのですが、P4(トップ)でシャローイングする手の動きを、アドレスポジションでやってみてください。

【普通のトップ時の手首とヘッド】

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👆ここからこんな感じに👇

【シャローイング時の手首とヘッド】

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この時、フェースがスイングプレーンに対して開いてません?

つまり、このまま行くと慣性もしっかり仕事し始めるのでクラブが遅れて、絶対にプッシュします。

いくら掌屈が入ってようと、インパクトロフト立ちまくりで強烈な弾道のプッシュが飛んでいくのです。

 

じゃあこのプッシュ要因をどうやって解決するんですか?

 

ってところが肝なんですけど、

 

フェースをどういった方法で閉じるか?

 

が、スイングひいてはゴルフを教える人間の知識量の深さを表してるんじゃないかな、と僕は思うんですね。

で、日本で一般的な方法は大きく分けてざっとこんな感じです。

 

①フェースをターンさせる(フリップ&ロールの動き)

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※最初の2分以降はもう見る必要ないと思われます。

 

②身体ごと巻き込む(右サイドをせり出す)

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③クラブを縦に抜く(クラブパスをインサイドアウトにする)

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④シャフトを先調子にしてキックさせる

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※3:00辺りからご覧ください。

 

だいたいこんな感じです。

果たして代表的なこれらの概念が正しくボールを捉えるための動きなのか?

 

 

 

 

『否!!』

 

であります。

 

『私、相手の再生回数なんか気にしませんので‼️😎』

 

じゃあお前さんよ、なんでそこまで言い切れるん?

 

ってことなんですが、ここであるクイズを出したいと思います。

 

Q.ドライバーのインパクトという現象の所要時間がどれぐらいかご存知でしょうか?

 

① 1/100秒

② 4/1,000秒

③ 5/10,000秒

 

 

 

 

A.③ 5/10,000秒

 

たったのこれだけです。

 

 

この瞬きよりも遥かに短い時間に対し、毎回ロケーションとメンタルが変動するゴルフ場でシャローイングしたのちに、①のように思いっきりフェースをローテーションさせたり、④のように丁度良くシャフトをキックさせることなんて、できますか?

 

とてもとても無理です。

広末涼子も歌いだすぐらいの無理難題です😩

 

【①~④の何がそんなに問題なのか?】

 

①フェースをターンさせる(フリップ&ロールの動き)

 

もう答えるのも面倒なんですが、インパクト時のフェースがアングル、ロフトともに毎回揃わないということが全てです。

アイアンに至っては、バンスの当たり方も毎度変わります。

加えてシャフトにも恐ろしく不確定な負荷がかかるため、毎回同じような挙動にならないので、インパクトがパルプンテ状態になります。

また身体的にみても、右肘のトミージョン手術が必要になる可能性がありますので、僕はオススメしません。

日本人が身体的に欧米人に劣るとかどうとかいう問題ではなく、100Gのクラブにかかる瞬間的質量とインパクトで1トンほどの衝撃を右サイド全てで受け止め続けると、だいたいの人はそのうち右肘と手首がグッバイします。

 

なんでこれが飛ぶと勘違いされやすいかというと、

①スピンロフトを減らしながら(アイアンはどうします?)

②打出角が上がるし(良いか悪いかはケースバイケースなんだが)

③ヘッドが走ってヘッドスピード出るしインパクトロフト増えて±で意味ないけど)

③フェースターンの速度も加速に繋がって(るワケがないんだけど)

④もの凄い飛距離が出た!(全ての美味しいとこが奇跡的に重なっただけ)

 

と思い込みやすいからです。

 

次出るすんげーーのは来年かもね‼️

 

お次は、シャローイング教の皆様が大好きな、動き。

②身体ごと巻き込む(右サイドをせり出す)

 

そもそもシャローイング自体が、時間と距離をたっぷり確保するためにやってるのに、ボールに対して直線的にアタックする要因加えてどうするんですか?って思うんですね。

しかもここからハンドファーストにしていくと、当然クラブのヒールが前に出やすくなるしグリップがP6で飛球線よりも外を指すため、急激なアームローテーションを発生させた結果として高速ヘッドターンを伴います。

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で、ここからものっ凄い掌屈入れてクラブを左に抜いてスクエアに持ってくのですが、そんなんしなくても、ちょっと左手フックに握ってクラブパス真っ直ぐの方が簡単な気がするのは僕だけでしょうか?

そして『地面反力』を発生させながら打ちたいらしいので、左の股関節を低くキープするために右足浮かしてるみたいやけど....。

物体の長さ(この場合は両足)の比が短くなれば、勝手に低い方に傾くんやから左足曲げるだけでええんちゃうの?

とも思うんですが💦

前から見たときたぶんこんな感じのシェイプになってて、果たして力が伝わるんやろうか疑問です。

👇

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このシャローイング教の皆様は、決まって同じように右サイドしゃしゃり出る粗品ムーブが大好きです。

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 こんな感じのね。

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とか

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です。

右手が粗品と同じ位置に来てます😎

 

特に大事なP6ではフェースがお空に向いてるイメージ共通です。

この場合、最後まで振り切ることと右サイド巻き込みでなんとか真っ直ぐ飛ばしてる状態です。

基本的にフェースが寝た状態でずっと開きっぱなしがデフォルトなので、スピンが入りやすく初速が出にくいため、風吹いた日はかなり大変なんじゃないかなー、って思います😅

 

で、お次はシャローイング教の重鎮3284氏ですが....

③クラブを縦に抜く(クラブパスをインサイドアウトにする)

右肩を潜らせる動きでインサイドアウトをつくる方法です。

僕はコレを五木ひろしムーブと呼んでます。

コレが唯一許されるのは、ドライバーだけです。

何故ならボールが空中にある分、自分が潜っても多少アタックアングルがアッパー軌道でも地面とのクリアランスがあるのとスピンロフトを減少させ打出角を上げるためには、まぁアリかもねっていう動きだからです。

ですが、この動画のようにアイアンでやっちゃうと、煽る動きになってしまい(このブログは煽りまくりですが🤣)地面にあるボールの手前に最下点がきやすく、ダフリとトップの両方が出ます。

インパクトゾーンを長く、とか動画で言っちゃってますが最下点を長くするという概念が置き去りです。

すごく斬新な発想やな、と思いました。(棒読み)

そもそもスピンロフト減らしたいなら重心が浅いヘッドにすれば良いし、打出角上げたいならロフト増やせばいいじゃん。

と、いつも思います。

 

アイアンの場合、もし仮に綺麗にインパクトできても、前述のようにアタックアングルがアッパー軌道になりやすいので、打出角が上がると同時にスピンロフトが減るため、グリーンで止まりにくくなります。

あと、左足下がりを解決できません。

つまり、左足下がりのラフ&ピン手前のロケーションでは、ほぼお手上げです。

そして、競技レベルでは1日1回はそういったショットが必要なピンポジが出てきますので、諦めるか手前の池に放り込むかを覚悟しましょう。

 

この選手にはお尻を前に出さずに前傾をキープできれば、右肩下げなくても当たるよと教えてあげる方が正しかったように思います。

特に彼らのスイングスピードで、右サイドベンド(五木ひろしムーブ)を入れると、骨盤と肩関節がハの字になるので、異様に背骨に負荷がかかり怪我の要因となりやすいです。

インパクトからフォローにかけて、左腰付近に全てのエネルギーが集結するため、腰痛の原因にもなります。

R-ISHIKA◯Aさんはそれでずっと腰とか痛めてましたね。

ちなみに同じようなスイングをしていた当時の僕も、坐骨神経痛を疑うレベルで左腰付近を痛めてました😅

 

特にアイアンが上手い人はこの五木ムーブをあまりしません。

アイアンを背屈でコントロールするマンこと、猫ちゃんパンチ虎男さんはこんな感じ。

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見事な猫ちゃんパンチで、初速とスピンをコントロールしグリーンで止まる球を打っています。 

 

 

女子ゴルフ史上最強のボールストライカーだった、アニカ姐さんはこんな感じ。

www.instagram.com

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姐さん、今見ても素晴らしくEZ to Dance ですね😎

もし現代に復活しても、恐らくめちゃくちゃ強いはずです。

59とか出してたからね🤣🤣

※下記は輝かしい戦績。強すぎぃぃぃ‼️‼️

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2人とも大して右サイドを潜らせずにアイアンをヒットします。

こうしないと諸々のアングルが安定しないんですよね。

さすがです。

 

最後はサクッと、

 

④シャフトを先調子にしてキックさせる

もはや説明するのすらしんどいんですが、先調子=つかまる&上がる、訳ではありません。

詳しくは僕の過去記事見てみてください。

 

 

まあざっと4種類の勘違いを上げましたが、このようなスイングにプラスしてシャローイングをするとテークバックからインパクト前までの約1秒弱の間に色々解決して、5/10,000秒前後しかコンタクトできないのに、インパクトゾーンでのヘッドの動きが場当たり的になってしまい、スクエアに近い状態が1/10,000秒とか下手したら5/100,000秒みたいなことになってしまうワケです。

 

もはや宝くじみたいな状態だし、

こんなん毎日練習しない人にできる?

緊張したり、難しいロケーションで自信持って振れる?

って感じます。

僕、いつも思い浮かぶ言葉があるんですよね。

 

 

 

 

ロト6みたいなスイングじゃん💦』

※だいたい3等で216/6,096,454の確率で当たります(笑)

 

こんなの絶対ダメじゃん‼️

って話なんですけど、なんでか上記の①~④は結構信じられているんですね。

わからんなー、僕には。

誠に申し訳ないが、理屈が一切わからん🤪🤪

 

で、話を戻してシャローイング後には実際フェースを閉じないといけない事には変わりないんですが、もちルダ的にはこっちの考え方です。

 

【スタート時セット型】

①グリップをフックに握っておく:ガルシア型

②ヘッドでつかまり易くする:チャンプ型(彼はフックグリップも混入。)

【スイング時入力型】

③P6ぐらいから唯一コントロール可能なムーブこと『グリップを閉じる側へ回す』

 :ラームorウルフ型

※『ゴルフの力学』より拝借。

 

この3つです。

 

つまり、①と②をアドレス時にセットしておけば、スイング時にやることは一つで済みます。

というか、力学上これしかコントロールできないのでこれ以上は無理です、あなたが人間である限りは(笑)

ここが解ってないとインパクト手前のP6で大きな差が出ます。

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もう一度言うけど全然違うやろ、と。

 

この違いはフィニッシュの一個手前に現れます。

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なぜここまで違うのかは、P6-8でクラブをリリースして解放するかしないか、が非常に関わっています。

巻き込みリリースが左

グリップ回してコントロールが右

 

となります。

結局いくらシャローイングしてどうこういえど、フェースコントロールの方法とクラブの軌道に対する認識の差がある分、形を真似しても似てこないのです。

 

 

で、もっと言えば

 

事実:P6以降ほとんど何もコントロールできない。

仮説:じゃあ、もうP6で完結させてた方が早くない?

結果:そう考えた方が合理的で簡単じゃん!!

 

っていう経緯を辿りますから、

 

ほならシャローイングよりもっと大事なことがあるじゃん!!

 

ってなっているため、世界のトップレベル達も必ずみんながシャローイングをしている訳ではないのです。

 

シャローイングという、ある種のポジティブ&ネガティブムーブを生み出したそのカウンターとしてフェースをスクエアに戻すための動きがまた必要。

なら、別にやらずに済む方法も他にあるよね?

っていうのが今回の結論です。

そもそもシャローイング自体、クラブの重量を感じ取れないとやりにくいんですよねー。

だってさ、釣竿みたいなモノでシャローイングできる?

って話なんですよね。

 

大事なことはシャローイングすること自体ではなく、

①切り返した瞬間にグリップが急角度で降りない。

②P6でフェース開かない。

 

この2点かな、とクラブの力学とスイングから考えた提案です。

もしご賛同頂ける点があれば嬉しいです😁

 

次回はゴルフ界に物議を醸すHOTな漢について。

『科学を極めたが故に誕生した、悲しきモンスター。』

 

です。

ジャンル的にはスイングとクラブ両方の予定ですー😀