『トンでも理論やないかい!!』
こんにちは、もちルダです😎
早速ですが今回の記事は刺激強めな内容となりますので、心臓の弱い方はご遠慮ください💦
少し前の『あっちもこっちも大騒動!!』編で、インパクトゾーンについて特にスイングポジションでいう、P6からP8ぐらいでフェース真っ直ぐにしときましょう!!
ってことを謳っていたと思いますが、YouTubeを含むSNSや動画投稿系の記事を見ると余りにも酷いので、私ちょっと怒っています😤😤
特に、こういった記事は再生回数狙いの極端な表現や有名プロを交えた権威付けで、一見すると信憑性が高く見えてしまうのが厄介なのですが、ハッキリ言って
『トンでも理論のオンパレード!!』です。
※ちょっと力んで大きく書いちゃいました🤣
じゃあさ、何がどうなのよ⁉️
ってとこを、これから懇々と説明させていただきます‼️
まず、結構な再生回数でファンも多く獲得されているであろう、C氏の動画を見てみましょう。
はい、これの4:00ぐらいのとこから見てください。
タメをつくって踏み込んで一気にリリースするとヘッドが走って飛ぶ!
的なこと仰ってますが、全くもってトンでも理論です。
アメリカ人が聞いたらFワード連発のエラームーブばかりです(笑)
なぜか?※下記比較写真をご覧ください。
【後方アングル】
この2枚を比較したとき、アドレス時に比べインパクト時の前傾角度が4°分起き上がってしまっています。
本人は教えられた通りに、一生懸命しゃがんで踏み込んで左サイドを解放しているのに、インパクト時に起こるエラームーブ第一位の起き上がりが発生しているのです
では、小さなビッグドライバーことマキロン君のインパクトを見てみましょう
まさかの同じ!!!
そしてこの穏やかな足さばき!
むしろ地面反力って何ぞ?ってぐらい穏やか!!
踏み込んで蹴る!を正しく理解しないままやると、左サイドがめくれやすいのでお尻が前に出てしまうため前傾角が簡単に起きます。
正しいムーブ、後で解説します。
【正面アングル】
そしてまだまだエラームーブが隠れているのです。
はい、出ましたね😎
決してインパクトゾーンでシャフトがしなっている訳ではありません。
※ローリングシャッター現象です。これだいぶ前にやりましたね。
で、おそらくボールがある位置と手の位置から逆算するとおよそこの角度になります。
つまり、全然ハンドファーストにもなっていない!!
ホンマのハンドファースト見したろけ?
ってことで、DJ師匠にご登場いただきます。
いや、師匠どんだけですか💦ってぐらいのハンドファーストですね🤣
※単純計算で、14°ハンドファーストさせてる状態です。
そして、動画の女性のスイングの重大なエラームーブとして、
骨盤が上向いており左サイドがめくれてしまっているので、
インパクトロフトを立てれないし、体重が右に跳ね返ってきて左サイドに乗っていかないので簡単に当たり負ける。
という根本的な欠陥があります。
⇒結論:このスイング通り振っても飛ばないし曲がる。
つまり、このC氏推奨のスイングがどういうことかというと、
①トップで作った掌屈でハンドファーストから☜これはまあアリ。
②切り返しで踏み込んで
③左脚で地面を蹴り
④左サイドを解放させながら
⑤一気にヘッドをリリースして走らせろ!!
みたいな話ですね。
イカンでしょ、どう考えても。
どこをどーーーーーう考えても!!
こんなトンでも理論で練習させられるとか、かわいそうすぎる💦💦
前途有望な若手ゴルファーが、また1人消えようとしている😭
だってこんなスイングしたら、
・切り返した瞬間から前傾が浮いて力が逃げて、
・極端にリリースするからインパクトロフト立たないし、
・アタックアングルがアッパー軌道になるからスピンロフトも減ってグリーンで止まらず、
・クラブをリリースするからフェースアングルも安定しない。
・仮にヘッドスピードが上がろうとも、手首がヘッドより内側にあるためラフに食われて負けやすい。
つまり、大騒動スイングの完成である。
じゃあさ、もち論ならどう解決するのさ?
ってとこ、今から言いますよって。
まず、
①トップで掌屈キープ
☞これは、できる人とできない人います。掌屈絶対主義は危険です。
一番大事なのはインパクト時にロフトを立てたとき、フェースが開いていないこと。
なので、できない人は左手だけフックグリップにしてください、以上。
②切り返しで踏み込む
☞踏み込んで地面反力!とかよりも大事なことは前傾が起きないこと。
なので、踏み込まなくてもいいです。
左サイドが低いままターンできる程度でやってください。
ていうかもう、できなくてもいいです。左サイドがめくれて空向くよりはよっぽどマシです。
お尻が前に出ないようにしておけば🆗。
③左脚で地面を蹴り
☞蹴らなくていいです。フォローに従って勝手に伸びますので。 以上。
④左サイドを解放させながら
☞左サイド、っていうより左膝を外旋させる感じでいきましょう。
イメージが難しいっていう方は、アドレス時に左爪先ちょっと開いといてください。
この時、骨盤が上向かないことが大事です。決して動画のような空に向かってフィニッシュはNGです。
⑤クラブを一気にリリースして走らせろ!!
☞皆様、何が言いたいかおわかりでしょう😏
リリースなんかしなくていいし、走らせなくていいです。
クラブが遅れてくることに喜びを感じましょう、以上。
はい、やることかなり減らしときました。
スイングって1秒ちょっとなのに、あーだこーだできるわけ無かろーもん😩
ってことです。
で、このC氏のトンでも理論はまだまだ続きます。
いやもうね......論ずるのもしんどいわ。
基本的にスイング中の、
P6-P8間(プレインパクト~フォロー)にかけて、人間は何もできません!!
ん、どういうこと❓
と思われた方。
衝撃的でしょうか😏
何度でも言います。
P6こと、シャフトが地面と平行になってから、
人間はクラブに対してほとんど影響を与えることが不可能なのです。
もちルダ、以前ブログでインパクト前後に4Gぐらいの重力がスピードの増加によってかかるよ、ってことを言いましたが訂正します💦不勉強でした。
正しくは.....およそ100G!!
つまり、P6以降に発生する圧倒的なGによって、人間が手首や腕で行う入力は全く意味を成しません。
精々グリップをちょっと回転させる、ぐらいです。
だから、動画の女性が非力なのではなく、そもそもP6で正しいポジションにクラブを導けていないので、フォローでクラブを急激に立てに行くなんてことは不可能なのです。
不可能なのです!!
※詳しくは松本 協氏著作の【ゴルフの力学】をお読みください。
ジェイコブス3Dという、ゴルフにまつわる物理の根幹を解説してくれてます。
イカンでしょ、人間にはできないこと教えちゃ。
いくら金儲けと言えど、限度があるよって😤
で、トンでも理論を唱えているのはC氏だけなんか?
って話ですが、もはやトンでも理論しか流通してない。というぐらい巷では紛い物ばかりです。
このP6(プレインパクト)を如何に正しい状態にするか?
がスイングのすべてと言っても過言ではないのですが、現在日本では別のムーブが大流行中です。
そう、『シャローイング』です。
おいおい、そこ噛みついちゃって大丈夫ですか?
といった心配を頂くかもしれませんが、このブログは言いたいことを言いまくる、というのがメインテーマなので、恐れるものなどありません😜
次回、『シャローイングって、ほんとに必要か?』編です。
次も強烈なスパイスまみれです。
乞うご期待😘