バンス?あれ何か意味あるんですか?
突然ですが、あなたは自分のゴルフクラブのフェース面とソールのどちらを重視してクラブを選んでいますか?
ほとんどのゴルファーが上からの見た目、つまりフェース(顔)を重視して選んでいるかと思われます。
もちろん、僕こともちルダも顔は非常に重視してますが、それと同時にソールのある部分をものっっ凄く大事にしてます。
そう……バンスです!!
まあ正確にいうとバウンス(Bounce)というぐらいなので、クラブを跳ねさせることが目的のために造られた機能です。
こいつが何をしてくれるの?
バンカーの時だけでしょ、要るの?
むしろ、あり過ぎると跳ねて邪魔なんだよね。
ええ、わかりますよそういった方々の意見は。
でもね、ちょっと認識が浅いんじゃないかなー、ともちルダは思うわけです。
そもそも、バンスっていうのは今更ですがバンカーショット時に砂を爆発させるために造られた部分で、ボールを直接打たない時に非常に有効な機能を持たされています。
でも、バンカーで砂をあまり取らないタイプの人だったり、フェースを開いてアプローチすることが多いタイプは、むしろ邪魔だったりするのでアプローチ上級者ほど要らないケースも当然あります。
だが、考え直してみてほしい。
このバンスという機能、実はコースで出くわす様々な場面で大いに活躍するのである。
それは、ラフや難ライでのショット時だ。
なぜかと言うと、ラフでの場合深い浅いにかかわらず、その状況ではボールとフェースに芝が挟まるため直接コンタクトできないのだ。
そのため、ラフに食われてクラブが抜けなかったり、スピンが入らずフライヤーが掛かって大オーバーしたりと、予想外のことが起きてしまうのである。
そんな時、フェースを少し開いてバンスを多めに使いながら振り抜くと、あら不思議。
クラブが綺麗に抜けていく上に、フライヤーしても高さで止まるのである‼️
また、雨上がりで芝が軟らかくくたびれていたり、芝の状態が悪い季節などダフることへのペナルティーが普段より大きいとき、バンスがあることで距離の落ち幅をかなり軽減できるのである。☜だってダフった時用の機能だもんね😎
バンスがあることで必要以上に地面にクラブが潜り込まずソールが刺さりにくいので、クラブが抜けていくアシストの役割を果たしてくれるのである。
あれ‥もしかしてアイアンの時の話してますよね?
※わかりくいですが2~3°右の方がバンスが多い。
と、思われたあなた!!!
もう答えに一歩近づいてますよ!!
どういうことか説明しましょう。
ここにサンプルとしてゴルファーのAさんに登場して頂きましょう。
Aさん
年間ラウンド数:20回
平均飛距離:230y
フェアウェイキープ率:40%
①1日で綺麗なフェアウェイに行く可能性が40%。(パー3除く)
つまり1年で、20ラウンド×14H×40%=112回がフェアウェイから打てる。
②フェアウェイにいったボールも1日に1度の確率であまり良いとは言えない芝の状態のポジションです。
112回‐20回(悪いライ)=92回が綺麗なフェアウェイ。
③芝付きの良くない春と冬のラウンドが年間6回あると仮定します。
92回×(1-6/20)ラウンド=64.4回が綺麗なフェアウェイ。
④日本は1/3~1/4の確率で雨が降るので、年間のラウンド中7回ぐらいは雨です。
92回×{1-(6/20+7/20)}ラウンド=32.2回が綺麗なフェアウェイ。
ということは、Aさんが1年間で放つセカンドショット以降で、バンスがあまり必要でない綺麗なライからアイアンショットを打てるのは1年通して、
たったの32回!!!
※全セカンドショット総数は20ラウンド×14H=280回。
確率にして、なんと11.4%!!!
これは厳しいぞAさん💦
つまりモデルケースAさんの場合、88.6%が何かしら問題を抱えたライからのショットとなるのである。
仮にフェアウェイキープ率が50%の場合、
42回で15%💦
仮に、フェアウェイキープ率が30%の場合、
22.4回で8%💦💦
そしてなんと、仮にフェアウェイキープ率が100%だったとしても、上記のケースだと
91回(32.5%)
しかまともなライで打てないのだ‼️
とんだ落とし穴だぜ、日本のゴルフ場は(笑)
それなのに、バンスが少ないアイアン使っちゃうの?
なかなかドMじゃない?
ってことなんですよ!!
じゃあ、バンスがあるアイアン選びましょ。って普通なりますよね😏
ウェッジではあれこれバンス角やソール形状にこだわるクセに、なんでアイアンは無視するの?ってことなんですよね🤣🤣
ほんで、どこのメーカーのアイアンがバンスあるんですか?
ってとこ、気になりませんか??
もちルダから貴方に福音をお届けします
次回は
『海外ブランドが強い理由!!~アイアン編~』です。