午前零時のゴルフ論⛳️

全部言っちゃうね❣️

『重心位置って考えたことあります!?』

皆さま、このテーマについてどれだけご存知でしょうか?

質量を持った物体には、必ず存在する重心。

 

で、ゴルフクラブのヘッドにも当然存在するこの重心ですが、非常に蔑ろにされて販売されているのが現状です。

 

もちルダに色々な事を教えてくださったメーカーの担当者や、名前を出せないですが社長様たち、みんなここをかなり重視!!

というかこれをどこにどうやって設定するか、を至上命題としてあれやこれやと頭を悩まされておられました。

 

顔がいい!

打感がいい!

打音がいい!

 

こんなのは当たり前に簡単に造れます💦

 

で、あるお偉いさんが仰った一言。

『重心が思ってるところに収まらんのや……』

 

そう!カッコイイクラブはすぐ造れる!!

大事なのは、

で、そのクラブどうやってどんなボールを飛ばすの!?

ってことなんです。

 

そのためには、重心位置がかなり重要なんですね。

 

ちなみに、重心位置を決める要素ってご存知でしょうか?

それは重心の

『高さと低さ』

『深さと浅さ』

『長さと短さ』

この3つです。

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これは、ヘッドの大きさにも大きく左右されますが、それぞれ弾道に効くポイントがあります。

※当然、複合要素ですけどね。

 

まず、『高さと低さ』これは打出角度とスピン量に大きく影響を及ぼします。

どういうことかというと、ボールにコンタクトしたときのヘッドの重心が、接点より高いか低いか、でヘッドがボールの下に潜る動きの量が変動し、

その結果…

ヘッドの重心位置より高いところが接点

⇒打出角 大 &スピン量 

ヘッドの重心位置より低いところが接点

⇒打出角 小 &スピン量 

こういった変化になります。

 

わかりやすく言うと、

テンプラは打出角 大のスピン量少。

アッと思ったけど、低く止まるアプローチは打出角 小のスピン量多。

 

こういった変化に現れます。

ドライバーはヘッドの重心を低くすることで、より高打出し低スピンを求めて開発されますし、ウェッジは重心を高くすることで低打出し高スピンを狙って造られています。

どんな技量の人でも、ウェッジよりドライバーの方が低スピンになるのはこのためです。

※仮に58°のドライバーがあったとすると、真上にロケットみたいに飛んで止まる低スピンスーパーロブショットが打てます(笑)

 

そして、『深さと浅さ』ですが、スピン量とつかまりやすさ、打出角へ影響します。

重心位置が深いと、ヘッドの重心角が大きくなり、ヘッドがターンしにくくなる反面、フェースをローテーションさせなくてもつかまるし、高い球が打ちやすくなります。

※浅い場合はその逆でヘッドターンがしやすいけど、球が上がりにくい。

 マッスルバックのロングアイアンが難しいのはこのためです。

 

最後に『長さと短さ』ですが、これはつかまりやすさ、フェースターンのしやすさと慣性モーメントに直結します。

 

つまりクラブの中で最も重心が

低い&深い&長い のがドライバー

高い&浅い&短い のがウェッジ

っていう公式があてはまりますね。

 

ですが、

大型ヘッドでつかまりが良くてやさしいですよ!!

重心が低くて球が上がりやすいですよ!!

って言われて買ったのに、全然そうならへんやんけ!!

 

って方も大勢いますよね💦

重心って、あっちが立てばこっちが立たず。

みたいなとこありますから、この辺の組み合わせ間違うと、エライことなります😂

 

で、ここで発生するのが重心距離ってものですが、これが上記の絵のようにネックから離れれば離れるほど、慣性モーメントっていうのがもの凄く上がっていきます。

こいつは、物体が動いているときにその状態を保とうとするのことですが、フェースが

一旦開くと開きっぱなし。

閉じると閉じっぱなし。

動きだすとものすごい勢いで動く。

 

になっちゃうっていう性質があります。

 

そして、今のドライバーは慣性モーメントを如何に大きくするか?

に、全力で突き進んでいるので大型ヘッドだとつかまらないケースが多発。

だから、昔よりプッシュやプッシュスライスに悩む方が大勢いるんですね💦

 

そんな時に助けてくれるのがロフトですね。

また来たコイツwww

 

でも、ロフト増やしたらスピンが増えるやないか😤

ええ、ごもっともです(笑)

だったら重心位置、浅めにしようよ。

いい角度で上がっていくけど、ドロップするぞ😭

だったら重心位置、深めにしたらよろしいやん。

 

そのために、M1ってああやって設計されて出てきたんでしょ?

DJ師匠はロフト10.5°でつかまえた分、重心浅いヘッドで低スピンにさせてるんでしょ?

マキロイやフリートウッドは、打出角を自分で上げる打ち方だから、ロフト少なめ(たぶん7~8°台にしてます。9.5°をLOWER設定ですね)だけどドロップするから、ウェイト後ろにして重心深めてますやんか。

そのままだとプッシュアウトするから、ヒール側にも寄せてるよね😎

 

ていう、普通に考えたら当たり前のことをやってらっしゃいます。

 

その昔、SLDRっていう、打出角17°スピン量1,700回転が理想や!!

って、謳ったものの爆死したモデルのリベンジを見事果たしたのがMシリーズですよね👏

って結論になる訳です。

あれ出したとき、

マズいぜ・・・・。これ10辛レベルじゃん💦

こんな感じだったはず。

だって、重心が高くて浅くて短い。

そう。ドライバーやけどマッスルバックアイアン‼️

みたいな機能でしたから🤣

たぶん、テーラーメイドの中で絶対的な自信があったものの、やりすぎちゃったんでしょうね🤣🤣

※ちなみに師匠とケプカ、二人ともめっちゃ飛ぶのにロフト10.5°やし3Wは16.5°です。

 

日本で活躍するBJことブレンダンジョーンズもこの系譜。

だいぶ前、古賀ゴルフクラブ日本オープンやって、みーんなドライバー抜いてたとき、KプロがBJの球見て

『アイツのスプーンやばくね?俺のドライバーより飛ぶじゃん💦』

って、言ってるとこ放送されてましたね。

これ、ちゃーんと理由があるんですね。

もちルダのブログで、

だってBJってパワーヒッターじゃん。

そらスプーンだって飛ぶよ。

 

みたいな、テキトー解説は一切しませんから(笑)

 

この3人、かなり共通点があります。

みんな、〇〇○〇アングルきついのよ……。

 

次回『そちは、どのアングルから入れたいの?』です(笑)